新しいLinuxでVMware Playerを使用したときのトラブル
私は現在、勤務先と自宅の両方でVMware Playerを使用しています。
ただし、勤務先のパソコンでは、ホストOSがDebian testing、ゲストOSがWindowsXPという環境、自宅のノートPCでは逆に、ホストOSがWindowsXP、ゲストOSがDebian testingとなっています。
最近、この環境の両方でトラブルに見舞われました。
Linuxカーネルを2.6.16にアップグレードすると、勤務先環境ではVMwareのデバイスドライバがコンパイルできず、自宅の環境ではゲストOSのLinuxでXが起動せず…という状況が発生しました。
コレは、デバイスドライバのソースコードが新しいLinuxカーネルに対応していなかったことが原因のようです。
ホストOSがLinuxの場合は、VMware Playerの最新版を再インストールすることで問題を解決できました。
# tar xzvf VMware-player-1.0.2-29634.tar.gz # cd vmware-player-distrib # ./vmware-install.pl
LinuxをゲストOSとしている場合では、ゲストOSに最新版のVMware Toolsをインストールする必要があります。これはVMware Serverに収録されているファイル、linux.isoの中にあります。Linux用のVMware Serverのtar.gz版をダウンロードして、その中からlinux.isoを取り出すのが手っ取り早いでしょう。取り出したlinux.isoはループバックマウントして、中のファイルVMWARETO.TGZを解凍し、インストールスクリプトを実行すれば、デバイスドライバがインストールされます。
# tar xzvf VMware-server-1.0.1-29996.tar.gz # mount -o loop vmware-server-distrib/lib/isoimages/linux.iso /media/cdrom # tar xzvf /media/cdrom/VMwareTools-1.0.1-29996.tar.gz # cd vmware-tools-distrib # ./vmware-install.pl
今回の教訓は、ソフトウェアは出来るだけ最新の状態を保ちましょうという、ごく当たり前の結論です。